February 27, 2016 新刊!「シャーロック・ノートII: 試験と古典と探偵殺し」円居挽 <2016年2月発売> さあ、始めよう。“探偵殺し”を――。鷹司高校で起きたカンニング事件。剣峰成と太刀杜からんは、疑惑をかけられた少女、時巻暦の調査を開始する。だが、事件を解決したと思ったのも束の間、カンニングの新たな証拠が見つかり、真偽は生徒会裁判“将覧仕合”へと委ねられることに。激突する論理と論理。反転し、姿を変える真実。そして、伝説の名探偵・金田一が参戦し……。青春×本格ミステリの新機軸、第2弾。シャーロック・ノートII: 試験と古典と探偵殺し (新潮文庫) [文庫]円居 挽新潮社2016-02-27
February 27, 2016 新刊!「脳内異界美術誌 幻想と真相のはざま」 荒俣 宏 <2016年2月発売> 「恐怖」はどこからやってくるのか?不思議なもの、怖いもの、深淵なもの、不気味なもの。「目に見えない存在」を可視化し、異質の世界を表現したアーティストたちの実像とは?本能が生み出した脅威の美術に、知の巨人・荒俣宏が迫る! 「この本の主題を俗っぽく表現するならば、お化けを見るとぞっとする本能的な実感の生まれてくる由来を探ることにある。(中略)人がお化けと聞いてぞぞっとしたり、怖い映画を見て目を塞いだりする生理的反応は、いったい何に由来するのか。いわば、子ども心のリアリティー感覚にかかわる謎を、成人の目から再考する試みといえるだろうか。」 ――本文よりアウトサイダー・アート、幻想美術、幻想言語、抽象画――。茂木健一郎、京極夏彦、春日武彦、大西暢夫など、さまざまなジャンルのスペシャリストとの対話を通じ、そのイメージの源泉を探る。脳内異界美術誌 幻想と真相のはざま [単行本]荒俣 宏KADOKAWA/角川書店2016-02-27
February 26, 2016 新刊!「死体蘇生」 井上雅彦,樹シロカ 他 <2016年2月発売> ひとつのクトゥルー作品をテーマに3人(複数)の作家が競作するオマージュ・アンソロジー。第12弾は『死体蘇生者』に捧げる。「女死体蘇生人ハーバル・ウエスト」井上雅彦ブルックリンの深夜の波止場に黒衣の女が降り立つ。ハーバル・ウエストと呼ばれたその女は、マフィアから大量の死体を買い付け、死体蘇生の研究をしていた。付き従う3人の男たちの名は、ウィルバー、エーリッヒ、ピックマン。彼女たちを襲う謎の組織・M財団、ひょんなきっかけで助けた元新聞記者のロバート・ブレイク、検死官のアーミティッジ博士など、人気キャラクターが勢ぞろいのアメコミ的クトゥルー神話、堂々登場!「死神は飛び立った」樹シロカ三坂(みさか)大学病院を揺るがす爆発事故。偶然現場に居合わせた勤務医・佐々木は、死にゆく病理診断医から謎の言葉と共に薬を託される。それは本物の死体蘇生薬なのか?佐々木は謎を解くために友人の外科医・谷口と共に密かに実験を始める。その頃、病院の周囲では次々と奇怪な事件が起きていた。謎の薬が人にもたらすのは死神との決別か。それとも果てしない絶望か……?「死体の呼び声」二木靖×菱井真奈交通事故で生死をさまよい目覚めた時、科学者である俺は「死体蘇生」の実験に取り憑かれていた。ある日、見知らぬ大富豪から、事故死した息子を蘇らせる実験の協力を求められる。招かれた場所には同じような境遇の四人の科学者たちが集められていた。大富豪がアメリカのある施設の廃墟で発見したハーバート・ウェストの実験記録と蘇生液を元に、俺たちは研究を始める。だが、進めるうちにより新鮮な死体を求め、非道な行為に歯止めが利かなくなる。正気は失われ、研究目的すら変化してゆくのだった。邪神に運命を翻弄された者たちの残虐絵物語。死体蘇生 (クトゥルー・ミュトス・ファイルズ) [単行本]井上雅彦創土社2016-02-26
February 26, 2016 新刊!「殺人鬼(サイコパス)狩り 」 二宮敦人 <2016年2月発売> 脱獄した五人の大量殺人犯。追う少女もサイコパス――。羊頭島にある刑務所から、5人の囚人が脱獄した。彼らはいずれも大量殺人を犯したサイコパス。事件解決のために集められたのは、隣島の警察官3人とひとりの少女。彼女もまた、大量殺人者であり、サイコパスだった…。殺人鬼(サイコパス)狩り [単行本]二宮 敦人アルファポリス2016-02
February 25, 2016 新刊!「誰にも探せない」 大崎 梢 <2016年2月発売> 東京の半グレ集団、美人ジャーナリスト、消えた幼馴染み、そして平凡な大学生……。誰が味方で、誰が敵か。手に汗握る青春ミステリー!大人になって探す埋蔵金は、冒険ごっこではすまないのかもしれない。ケンカ別れした幼馴染みの伯斗が数年ぶりに晶良の前に現れた。幼い頃に夢中になった「埋蔵金が眠る幻の村を探そう」と言う。かつて祖母からこっそり手に入れた幻の村の地図。それは晶良と伯斗の友情の証、二人だけの秘密の冒険だった。今になって一体なぜ?わだかまりを感じながらも、半信半疑で再び幻の村を目指そうとした矢先、伯斗の消息が途絶えてしまう。さらに“お宝”を狙う連中が晶良に迫り……。幻の村とは? 伯斗の目的は本当に埋蔵金だったのか?誰にも探せない [単行本]大崎 梢幻冬舎2016-02-25
February 25, 2016 新刊!「暗躍捜査 警務部特命工作班」 末浦広海 <2016年2月発売> 警察内部の不祥事を秘密裏に処理せよ! 神奈川県警警務部に設置された極秘の部署、特命工作班。その任務は、警察の威信を傷つける不祥事を調べ、必要に応じて隠蔽や揉み消し工作を行うことだった。覚醒剤中毒の男による通り魔殺人の捜査を命じられた岩永は、犯人の薬物入手ルートを調べ始める。悪徳刑事の関与を手がかりに、暴力団との癒着を明らかにしていく岩永だったが、やがて別の殺人事件とのつながりも見つかって!?乱歩賞作家による、緊迫の警察悪漢小説!! 暗躍捜査 警務部特命工作班 (角川文庫) [文庫]末浦 広海KADOKAWA/角川書店2016-02-25
February 25, 2016 新刊!「怪盗探偵山猫 黒羊の挽歌」 神永 学 <2016年2月発売> 悪事を暴き、裏金を盗む――。神出鬼没の怪盗・山猫が活躍!先輩から詐欺に加担させられた大学生の山野井羊。内部告発しようと会社に忍び込むも、恋人が人質になってしまう。窮地に陥った彼を救ったのは――。雑誌記者の勝村は、下北沢の夜道で男に絡まれていたところを、謎の女に助けられる。足元に落ちていた有名女子高の校章を手掛かりに、彼女の正体を探り始めた。女子高生薬物中毒死事件との関連を疑った勝村は、詳細を調べようと動くも、謎の男からの警告を受け――。圧倒的な疾走感でおくる痛快ピカレスク・ミステリー!書き下ろし1編を含む計3編を収録。怪盗探偵山猫 黒羊の挽歌 (角川文庫) [文庫]神永 学KADOKAWA/角川書店2016-02-25
February 25, 2016 新刊!「金田一耕助、パノラマ島へ行く」 芦辺 拓 <2016年2月発売> パノラマ島の殺人事件に金田一が、獄門島の殺人事件に明智が挑む! 志摩半島の近くに浮かぶ小島・パノラマ島。菰田家の当主である源三郎が造り上げた巨大な楽園は今や廃墟となっていた。建設会社社長の風間は、この地を一大ワンダーランドとする計画のもとに、旧友の金田一耕助を連れて島に渡った。翌朝、身元不明の殺人死体が発見される。唯一の手がかりは、帽子に刺繍された「…I KOGORO」の金文字。果たして殺されたのは、明智小五郎なのか―!?風光明媚な土地に廃墟とも 呼ぶべき威容の建物が建ち並ぶ島で起きた殺人事件を金田一耕助は解決できるのか?二大名探偵による、夢の競演!大好評パスティーシュ・シリーズ。 金田一耕助、パノラマ島へ行く (角川文庫) [文庫]芦辺 拓KADOKAWA/角川書店2016-02-25
February 25, 2016 新刊!「バチカン奇跡調査官 ソロモンの末裔」 藤木 稟 <2016年2月発売> ソロモンとシェバの女王の末裔が伝えた『契約の箱』とは?調査に向かった2人に、想像を絶する過酷な試練が襲いかかる。「平賀、君に出会えたことは、僕の人生の宝だった。本当にありがとう──」バチカンの奇跡調査官・平賀とロベルトのもとに、エチオピアから奇跡調査の依頼が入る。はるか昔、ソロモン王とシェバの女王の子が持ち帰ったという『契約の箱』。その上空に、巨大な炎の剣と天使の姿が浮かび上がったというのだ。早速2人は現地に向かうが、箱は聖職者の兄と弟に持ち出され、行方不明になっていた。さらに兄弟を追う平賀らの行く手には、想像を絶する過酷な状況が待ち受けていて──。2人に生命の危機が迫る、天才神父コンビの事件簿、第11弾! バチカン奇跡調査官 ソロモンの末裔 (角川ホラー文庫) [文庫]藤木 稟KADOKAWA/角川書店2016-02-25
February 25, 2016 新刊!「バラカ」 桐野夏生 <2016年2月発売> 神か悪魔か。世界を変える少女の名は「バカラ」。震災のため原発4基がすべて爆発した! 放射能警戒区域で発見された一人の少女「バラカ」。彼女がその後の世界を変えていく存在だったとは――。ありえたかもしれない日本で、世界で蠢く男と女、その愛と憎悪そして勇気。想像を遥かに超えるスケールで描かれるノンストップ・ダーク・ロマン!子供欲しさにドバイの赤ん坊市場を訪れる日本人女性、酒と暴力に溺れる日系ブラジル人、絶大な人気を誇る破戒的牧師、フクシマの観光地化を目論む若者集団、悪魔的な権力を思うままにふるう謎の葬儀屋、そして放射能警戒区域での犬猫保護ボランティアに志願した老人が見つけた、「ばらか」としか言葉を発さない一人の少女……。人間達の欲望は増殖し、物語は加速する。そして日本は滅びに向かうのだろうか――。桐野夏生が2011年夏から4年にわたって、危機的な日本と並行してリアルタイムに連載してきた作品が、震災から5年を経た今、ついに書籍化! バラカ [単行本]桐野 夏生集英社2016-02-26