新刊ミステリ ・ 新刊SF 【 ミステリーアイ 】

                        《ミステリー・SF・ホラー・ファンタジィ小説》 今月の新刊発売リスト。これから出る本。本日発売。

カテゴリ: ◆ 1月新刊プレビュ

「巨大柱」と「焼かれた家」の謎を解明せよ!
タイムスリップ、伝奇、ユーモア、殺人事件…
宮畑遺跡に残された2つの謎は解けるのか!?
審査基準はただ1つ、面白いかどうか。
「縄文の謎」×「文学賞」の新たなる試み!
“宮畑ミステリー大賞”応募総数149件の中から選び抜かれた7作品を収録。

最優秀賞 「ミヤハタ!タイムスリップ」 寺島明美/福島市
優秀賞  「水神」 藁生田亘/福島市
優秀賞  「植物たちの企み」 沖義裕/埼玉県朝霞市
特別賞・佐藤B作賞「金色の鬼火矢」 兎月カラス/山形県西村山郡
特別賞・佐藤秀峰賞「風のように水のように-宮畑遺跡物語」 和久井清水/北海道札幌市
特別賞・清水克衛賞「シッカイヤ蘭子の冒険」 渡辺信二/東京都練馬区
特別賞・現代書林賞「オサナヤ」 堕天/福島県いわき市


現役作家による異能バトル開幕!
綾辻行人は、殺人事件の真相を見抜くと犯人が必ず事故死する異能を持つことから“殺人探偵”と呼ばれている。危険異能者を管理する異能特務課の新人エージェント・辻村深月は、綾辻の監視任務につくが、頭脳明晰で口が悪い綾辻に翻弄されてばかりだ。そんなある日、綾辻と辻村は、奇怪な殺人事件にまつわる謎解きを政府から依頼される。だがそれは、綾辻の永遠の宿敵で、社会の敵でもある妖術師・京極夏彦との命懸けの闘いの始まりだった―。スタイリッシュかつスリリングなアクション&ミステリ!

定価 1,080円
328ページ

街の異変を解き明かさずにはいられない巡査が紐解く!!
職務質問と巡回連絡が三度の飯より大好きで、管轄内で知らないことがあるのが許せない、良く言えば“街の生き字引"、率直に言えば“全住民へのストーカー"。ある街のある交番で住民を見守るシド巡査のもとには、奇妙な事件が呼び寄せられる。魔のバトンが渡されたかのように連鎖する通り魔事件、過剰すぎる世帯数が入居したロッジ、十数年にわたって未解決のご当地シリアルキラー。市井の片隅には、怪物の巣食う奈落がひそかに口を開けている――。4冠受賞の鬼才が放つ驚愕のサイコ・ミステリ!

夜の淵をひと廻り
真藤 順丈
KADOKAWA/角川書店
2016-01-30
定価  2,160円
351ページ

ストレイドッグス=野良犬たちの冒険が始まる――。
とにかくツイてない男・瀬尾は、借金返済のため、弟・シンジと共に組事務所に強盗に入るが、天性の不運さを発揮し、捕まってしまう。能勢の山中でいよいよ殺されようかという時、切羽詰まった瀬尾は咄嗟に「大金のアテがあるんです! 」と口走る。ある経済ヤクザが、組にも内緒で、中国から高級熱帯魚として名高いアロワナを密輸している。そのアロワナを瀬尾が盗み出し、金に変えようというのだ。しかし、そのヤクザとは、大阪・天満に根差し活動する、悪名高い経済ヤクザの加納。当然、瀬尾一人ではどうにもならない。その時、瀬尾はある一人の男の噂を思い出した。虎であろうとコブラであろうと、動物であれば必ず捕獲する、といわれる伝説のペット探偵・男鹿。その頃、大阪では「ペット連続失踪事件」が世間を賑わせていた。その犯人が加納だと、男鹿をだまし、アロワナ捕獲に向けて共に走り出すが……。鮮烈な美貌と特殊な「個性」を持った風俗嬢「アザミ」。この世に用意できないものはないと豪語する、裏社会の調達屋「凡蔵」。大阪を舞台に描く、笑えて切ないハードボイルド探偵小説。
263ページ

障害を抱える少女が「ハーメルンの笛吹き男」に誘拐された・・・。
病院からの帰り道、母親が目を離した隙に15歳の少女・香苗が消えた。現場には中世の伝承「ハーメルンの笛吹き男」の絵葉書が残されていた。警視庁捜査一課の犬養隼人が捜査に乗り出し、香苗が子宮頚がんワクチン接種の副作用によって記憶障害に陥っていたことが判明する。数日後、今度は女子高生・亜美が下校途中に行方不明になり、彼女の携帯電話と共に「笛吹き男」の絵葉書が発見された。亜美の父親は子宮頚がんワクチン勧奨団体の会長だった。ワクチンに関わる被害者と加害者家族がそれぞれ行方不明に。犯人像とその狙いが掴めないなか、さらに第三の事件が発生。ワクチン被害を国に訴えるために集まった少女5人が、マイクロバスごと消えてしまったのだ。その直後、捜査本部に届いた「笛吹き男」からの声明は、一人10億、合計70億円の身代金の要求だった…。

ハーメルンの誘拐魔
中山 七里
KADOKAWA/角川書店
2016-01-29
定価 1,728円
309ページ

案内状が届くと、死ぬ。その伝説が現実になったとき――。
「さて、同窓会を下記のとおり開催することとなりました。……日時 六月三十一日 場所 ホテルニューヘブン」――神奈川県の伝統ある私立女子校・蘭聖学園の卒業生・柏木陽奈子(28歳)のもとに、突然届いた同窓会の案内。「あれ、6月に31日ってあったっけ……」と案内を受け取った後、陽奈子は謎の死を遂げる。学園卒業生の連続死を調べている弁護士・松川凛子は、死亡した女性が皆同じ案内状を受け取ったことを突き止めるも、自身にも案内状が届いて――。こんな女子高,無理!! 女子校育ちの著者がかさぶたを剥がしながらダーク過ぎる女の園を描く、ノンストップ・イヤミス!

6月31日の同窓会
真梨 幸子
実業之日本社
2016-01-29
定価 1,620円
328ページ

全編、クライマックス!人質は1300面の東京都民!?
九月の半ば、山梨県警南アルプス署地域課山岳救助隊は登山シーズンを乗り切り、救助の技術を磨くため訓練の日々を送っていた。救助隊員の星野夏実巡査は、移動中、何度か不審な登山者たちを見かける。無言で苦行僧のように厳めしい顔、ふつうの登山者みたいな恰好をしているが、体格ががっしりしていて隙がなく、プロっぽい眼をしていて――。一方、その頃、総理執務室では総理をはじめ警察関係・内閣関連のトップたちが集まっていた。五日前、さいたま市の自衛隊施設から最強の毒ガス兵器「VXガス」が盗まれたのだ。そしてテロリストからの要求が……。陸の孤島になった北岳で、絶体絶命の闘いが始まる。

定価 1,944円
488ページ

自らを赤毛のアンに投影する健気な少女。なぜ傷害事件を起こしたのか?
母を亡くし、施設に引き取られてきた少女・志場崎安那。彼女は持ち前の明るさで、辛い経験を持つ仲間たちを盛り上げていく。十五年後──。突然のニュースが舞いこむ。アンナが男を刺して逮捕された、と。何がアンナにあったのか。彼女と出会い、かけがえのない時をすごした仲間が集まり、奔走をはじめる。やがて、アンナがひた隠しにしていた過去が見えてくる……。著者自身も愛読した名作へのオマージュをこめた、感涙の青春サスペンス長篇!

赤毛のアンナ (文芸書)
真保裕一
徳間書店
2016-01-29
定価 1,728円
354ページ

高校生探偵・裏染の怒濤の論理展開が導き出した真実とは?
期末試験中のどこか落ち着かない、ざわついた雰囲気の風ヶ丘高校。試験勉強をしようと学校最寄りの風ヶ丘図書館に向かった袴田柚乃は、殺人事件捜査のアドバイザーとして、警察と一緒にいる裏染天馬と出会う。男子大学生が閉館後の図書館内で殺害された事件らしいけど、試験中にこんなことをしていていいの? 閉館後に、山田風太郎の『人間臨終図巻』で撲殺された被害者は、なんとなんと、二つの奇妙なダイイングメッセージを残していた……。“若き平成のエラリー・クイーン"が満を持して贈る第三長編。“館"の舞台は図書館、そしてダイイングメッセージもの!

図書館の殺人
青崎 有吾
東京創元社
2016-01-29
定価 1,944円
368ページ

ねえ、神様。あんたにやってもらいたいことがある。
世界を正しいあり方に戻すんだ。阪神大震災を予言し、信者を増やす淡路島の新興宗教。教祖Sはイザナキ、イザナミの国生みの地で、新たな世界創世を説いていた。ある日、アメリカ西海岸の秘密組織から男たちが訪ねてくる。彼らは何を企んでいるのか。すべてを見通す僕とは、いったい何者か? 世界のひずみが臨界点に達したとき、それは起きた――。大注目の芥川賞候補作。

異郷の友人
上田 岳弘
新潮社
2016-01-29
定価 1,512円
156ページ

このページのトップヘ