ディスクン・カーを今の日本に甦らせたといっても過言ではない新本格の担い手、加賀美雅之氏が、2013年5月に逝去されました。
遅ればせながら、12月発売の「本格ミステリー・ワールド2014」の二階堂黎人氏の記事により知ることができました。
2012年に発売予定だった南雲堂<本格ミステリー・ワールド・スペシャル>「ライン河の女騎士」が出ないなあと思っていましたが、それが執筆途中で、さらに講談社ノベルズでも「怨霊島(仮題)」を予定だったということで、本当に本当に残念です。ご冥福をお祈りします。

<シャルル・ベルトラン シリーズ>
『双月城の惨劇』(2002年4月 カッパ・ノベルス /2006年12月 光文社文庫) 
『監獄島(上・下)』(2004年8月 カッパ・ノベルス/2012年5月 光文社文庫) 
『風果つる館の殺人』(2006年8月 カッパ・ノベルス) 
『縛り首の塔の館  シャルル・ベルトランの事件簿』(2011年3月 講談社ノベルス)

双月城の惨劇 (光文社文庫)
加賀美 雅之
光文社
2006-12-07