January 28, 2016 【新刊】「アメリカ最後の実験」 宮内悠介 <2016.1.28発売> ここではないどこか、誰も書いたことがない世界を書きたい――。失踪した音楽家の父を捜すため、西海岸の難関音楽学校を受験する脩。そこで遭遇する連鎖殺人――「アメリカ最初の実験」とは? ピアニストの脩が体感する〈音楽の神秘〉。才能に、理想に、家族に、愛に――傷ついた者たちが荒野の果てで摑むものは――西海岸の風をまとって、音楽が響き渡る……著者新境地のサスペンス長編。アメリカ最後の実験 [単行本]宮内 悠介新潮社2016-01-29定価 1,620円248ページ
January 28, 2016 【新刊】「どうぶつたちの贈り物」 小川洋子,白河三兎 他 <2016.1.28発売> ペンネームに「動物」が隠れた作家たちが紡ぐ、「動物」をテーマとして物語。嵐の夜に海からやってきた羊や、男子大学生の心を惑わせる鹿、偽占い師がさがしている兎、なぜか体中が傷だらけの鶏、関西弁で事件を解決する馬――“アニマルな作家"たちが書き下ろした異色の短篇小説集!「馬の耳に殺人」 東川篤哉深夜に疾走する馬が目撃された翌朝、不審な死体が発見された。「幸運の足跡を追って」 白河三兎占い師のフリをすることになった引きこもり少女と、居候で毒舌のフランス人青年が、失踪した兎の行方を追う。「キョンちゃん」 鹿島田真希“キョンちゃん"に素敵な人を紹介してほしいと、女友達から相談された“俺"は、親友の山野を会わせることにしたが……。「蹴る鶏の夏休み」 似鳥鶏「白いカラス」が現れたという同級生の家を、校内新聞の取材で訪れた加古川と飛田は、思いもよらぬ事件に巻き込まれる。「黒子羊はどこへ」 小川洋子嵐の晩に難破船から現れた二匹の羊が生んだのは、漆黒の子羊だった。どうぶつたちの贈り物 [単行本(ソフトカバー)]小川 洋子PHP研究所2016-01-28定価 1,512円234ページ
January 28, 2016 【新刊】「GEEKSTER 秋葉原署捜査一係 九重祐子」 大倉崇裕 <2016.1.28発売> 悪党から街を守るのは警察か、それともダークヒーローか!?2000年7月、秋葉原。九重祐子が捜査一係に着任したとき、事件はすでに始まっていた。食玩フィギュアを巡るトラブルが発生し、相談に来ていた男が、翌日遺体となって発見された。祐子は彼の相談を真剣に聞かなかったことに罪悪感を覚え、独自に捜査を始める。フィギュア店に潜入した祐子は犯人を見つけ出すことに成功するものの逆襲に遭う。ピンチに陥った祐子を救ったのは、謎の男・ギークスターだった。悪党に制裁を下す闇のヒーローとして街で噂になっているギーク(オタク)スター。正体を知った祐子は、反発を覚えながらも次第に惹かれ始める。秋葉原で続発する凶悪事件で、警察の組織捜査に限界を感じた祐子はギークスターの力を借りようとするが、断られてしまう。秋原葉の闇に潜む、悪を見つめるギークスターの目的は―!?GEEKSTER 秋葉原署捜査一係 九重祐子 [単行本]大倉崇裕KADOKAWA/角川書店2016-01-28定価 1,944円297ページ
January 28, 2016 【新刊】「溺れる月」 新野剛志 <2016.1.27発売> 疾走! 狂走! ランニングミステリー!! 平凡な公園ランナーの自分が、大勢の見も知らぬひとから見つめられているなんて・・・。インテリア会社社長の高木雅弘は、所属するランニングサークルの仲間との「レース」にはまっていた。ある日、高木のもとに一通の郵便が届く。そこには「明日のレースには負けなさい。さもなければ、ひとが死にます」と書かれていた。翌日のレースに高木が勝つと、レースが行なわれた公園内で、本当に男の死体が発見される――。溺れる月 [単行本]新野 剛志小学館2016-01-27定価 1,728円414ページ
January 28, 2016 【新刊】「午後二時の証言者たち」 天野節子 <2016.1.27発売> 誰が少女を殺したのか。数行の三面記事に隠された証言者たちの身勝手な事情。他人事、ではもう済まされない。平凡な日常が壊れる瞬間を描いた慟哭のミステリー。三月五日、午後二時ごろ、みどり市旭ヶ丘一丁目の横断歩道で、近くに住む八歳の女児が走ってきた乗用車にはねられ、病院へ搬送されたがまもなく死亡した。乗用車を運転していた二十六歳の男性に詳しい事情を聞いている。午後二時の証言者たち [単行本]天野 節子幻冬舎2016-01-27定価 1,620円362ページ
January 28, 2016 【新刊】「倒れるときは前のめり」 有川 浩 <2016.1.27発売> 当代一の人気作家のエッセンスがここに!『図書館戦争』『レインツリーの国』『植物図鑑』ほか映像化続々の人気作家・初のエッセイ集! 日々の生きるつれづれ、創作の裏側、大好きな本や映画、敬愛する人びと、ふるさと高知のことなど、デビュー書籍刊行前から現在までに綴った90本超に、それぞれ振り返りのコメントを書き下ろし。現在入手困難な「ほっと文庫」に収録された短編「ゆず、香る」と、片想いがテーマの恋愛掌編「彼の本棚」の、小説2編も特別収録。倒れるときは前のめり [単行本]有川 浩KADOKAWA/角川書店2016-01-27定価 1,512円344ページ
January 26, 2016 【新刊】「ガラパゴス (上・下)」 相場英雄 <2016.1.26発売> 現代の黙示録『震える牛』続編。メモ魔の刑事、再臨場!警視庁捜査一課継続捜査担当の田川信一は、身元不明のままとなっている死者のリストから殺人事件の痕跡を発見する。不明者リスト902の男は、自殺に見せかけて都内竹の塚の団地で殺害されていた。遺体が発見された現場を訪れた田川は、浴槽と受け皿のわすかな隙間から『新城 も』『780816』と書かれたメモを発見する。竹の塚で田川が行った入念な聞き込みとメモから、不明者リスト902の男は沖縄県出身の派遣労働者・仲野定文と判明した。田川は、仲野の遺骨を届けるため、犯人逮捕の手掛かりを得るため、沖縄に飛ぶ。仲野は福岡の高専を優秀な成績で卒業しながら派遣労働者となり、日本中を転々としていた。田川は、仲野が非正規雇用労働者として勤務していた三重県亀山市、岐阜県美濃加茂市を訪れる。そこで田川が目にしたのは国際社会に取り残され、島国で独自の進化を遂げる国内産業の憂うべく実態だった。仲野殺害の実行犯を追いながら、田川はコスト削減に走り非正規の人材を部品扱いする大企業、人材派遣会社の欺瞞に切り込んでいく。 ガラパゴス 上 [単行本]相場 英雄小学館2016-01-26定価 1,512円270ページガラパゴス 下 [単行本]相場 英雄小学館2016-01-26定価 1,620円334ページ
January 26, 2016 【新刊】「電球交換士の憂鬱」 吉田篤弘 <2016.1.26発売> 交換してください。あなたの手で。世界でただひとり、彼にだけ与えられた肩書き「電球交換士」。人々の未来を明るく灯すはずなのに、なぜか、やっかいごとに巻き込まれ…。十文字扉、職業電球交換士。節電が叫ばれLEDライトへの交換が進む昨今、仕事は多くない。それでも電球にこだわる人の求めに応じて電球を交換し生計を立てている。人々の未来を明るく灯す……はずなのに、いく先々でなぜか巻き込まれるやっかいごとの数々。自分そっくりの男が巷で電球を交換してる? 最近俺を尾行してる黒い影はなんだ? 謎と愉快が絶妙にブレンドされた魅惑の連作集!収録作:「不死身の男」 「よく似た人」 「北極星」 「煙突の下で」 「砂嵐とライオンの眼鏡」 「屋上の射的場」 「静かなる電球」 電球交換士の憂鬱 (文芸書) [単行本]吉田篤弘徳間書店2016-01-26定価 1,836円269ページ
January 26, 2016 【新刊】「吸血鬼」 佐藤 亜紀 <2016.1.26発売> 蹂躙される「生」と人間というおぞましきものの姿。独立蜂起の火種が燻る十九世紀のポーランド。その田舎村に赴任する新任役人のヘルマン・ゲスラーとその美しき妻・エルザ。この土地の領主は、かつて詩人としても知られたアダム・クワルスキだった。赴任したばかりの村で次々に起こる、村人の怪死事件――。その凶兆を祓うべく行われる陰惨な慣習。蹂躙される小国とその裏に蠢く人間たち。西洋史・西洋美術に対する深い洞察と濃密な文体、詩情溢れるイメージから浮かび上がる、芸術選奨新人賞、吉川英治文学新人賞受賞作家の新たなる代表作。初出「小説現代」2015年3月号~10月号。吸血鬼 [単行本]佐藤 亜紀講談社2016-01-26定価 1,998円290ページ
January 24, 2016 【新刊】「ヘッドフォン・ガール」 高橋健太郎 <2016.1.23発売> 時空を超えて繫がる人々の運命がひとつの音楽を紡ぎだす──。なぜ、オレは彼女の中に入り込んでしまうのか?この地下鉄の光景は本当の未来なのか?20世紀の音楽史への深い造詣をもとにしながら、謎をはらんだタイムトラベル・ストーリーの中に、架空の音楽やミュージシャンたちの日常をリアルに描きこんでいく。SF? ファンタジー? 音楽小説? ジャンルを軽やかに超えながら、静かな感動を呼ぶラストまで一気に読ませる上質のエンタテインメント! ────行方不明になった伯母の家で、カズは祖父の遺品達を発見する。古いスライド映写機を点けると、カズは近未来の地下鉄車内に飛んでいた。しかも、ヘッドフォンで音楽を聞いている女性の身体の中に。目の前の光景は本当の未来なのか?好奇心に駆られたカズはタイムスリップを繰り返していく。伯母の教え子だったヴァイオリン奏者のリキは親友に励まされながら、自分自身の音楽を生み出そうとしていた。ドイツからやってきた伝説のロック・ミュージシャン、ジーモン、彼の祖父が遺したナチス時代のリボン・マイク、伯母が愛したベヒシュタインのピアノ、京都の老技師──数十年の時を超える因縁が人々を結びつける。そして、生れ落ちる一枚のアルバム・・・。ヘッドフォン・ガール [単行本(ソフトカバー)]高橋健太郎アルテスパブリッシング2016-01-25定価 1,728円320ページ