新刊ミステリ ・ 新刊SF 【 ミステリーアイ 】

                        《ミステリー・SF・ホラー・ファンタジィ小説》 今月の新刊発売リスト。これから出る本。本日発売。

カテゴリ: ★ Mystery-i NEWS

毎日新聞出版株式会社は、主として大人をターゲットにしたライトノベルの新しいレーベル、「μNOVEL(ミューノベル)」を10月27日(火)に創刊すると9月1日に発表しましたした。ライトノベル読者のに30~40代の「大人」を主なターゲットとして、多くの愛読者を持つ実績ある作家陣を中心に、書き下ろし新作、人気作の復刊企画をラインアップ。
ノベルズ版ということで、なんか朝日新聞出版の朝日ノベルズ(旧ソノラマノベルズ)に対抗している?

【2015年10月】
「貴族(バンパイア)泥棒スティール」 作/菊地秀行 イラスト/末弥 純  
 吸血鬼が所有するお宝のみを狙う泥棒青年の今回のターゲットは!?
 吸血鬼ハンターとは違う意味で、吸血鬼から憎まれた男の物語!
       ・予価:本体900円(+税) ノベルス判 予256頁
「ザ・サード【完全版】1」 作/星野 亮  イラスト/士郎正宗
 アニメにもなった未完の超人気SFシリーズが、【完全版】として奇跡の再始動!
       ・予価:本体1,200円(+税) ノベルス判 予448頁
「イカロスの誕生日」 作/小川一水  イラスト/ゆうきまさみ
 2000年にNHKでラジオ・ドラマ化された、著者初期作品が加筆・修正、復活!
 有翼人の少女が巻き込まれた、人間と有翼人との対立の結末は……!?
       ・予価:本体900円(+税) ノベルス判 予264頁

【2015年12月】
林 譲治 『新戦艦誕生(仮)』
冴木 忍 『砂の夢 水の眠り(仮)』
星野 亮 『ザ・サード【完全版】2 』

【2016年2月】
火浦 功 『明るい世紀末のすごし方(仮)』
星野 亮 『ザ・サード【完全版】3 』
庄司 卓 『ダンシィング・ウィズ・ザ・デビルス【完全版】上』
小池一夫 『夢源氏剣祭文【全】』


妻に暴力を振るって1カ月のけがをさせたとして、傷害容疑で警視庁に逮捕されていた作家の冲方丁(うぶかたとう、本名・藤野峰男)さんについて、東京地検は8月31日、処分保留で釈放したと9月1日に発表しました。
冲方さんは、警視庁の取り調べに対し「口論になったが、殴ってはいない」と容疑を否認していて、東京地検は今後、在宅で捜査を続けるものとみられます。

 

第46回星雲賞は、昨年度に発表されたSF作品に与えられる賞で、2015年4月18日から6月14日にかけて第54回日本SF大会参加者による投票に決められます。今年は、海外部門は6月27日に、その他の部門は8月29日に第54回日本SF大会内で発表され、受賞式が行われました。

<2015年 第46回星雲賞受賞作>
・日本長編部門
 『オービタル・クラウド』   藤井太洋  早川書房 
・日本短編部門
 「海の指」       飛浩隆  コミックサイト「モアイ」  講談社  
・海外長編部門
 『火星の人』 アンディ・ウィアー/訳:小野田和子   ハヤカワ文庫SF 
・海外短編部門
 「スシになろうとした女」 パット・キャディガン/訳:嶋田洋一 SFマガジン3月号 
・メディア部門
 『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』   監督:出渕裕 
・コミック部門
 『もやしもん』    石川雅之  講談社  2014/3/20(最終13巻発刊)
・アート部門         水玉螢之丞
・ノンフィクション部門
 『サンリオSF文庫総解説』  編集:牧眞司、大森望
・自由部門
 ドラマ24「アオイホノオ」   原作:島本和彦 監督:福田雄一

<第46回星雲賞候補作>(国内小説のみ掲載しました)
・日本長編部門
『オービタル・クラウド』  藤井太洋   早川書房   2014/02/21
『突変』          森岡浩之 徳間文庫  2014/09/05
『だれの息子でもない』  神林長平   講談社   2014/11/10
『未来へ・・・・・・』      新井素子 角川春樹事務所 2014/11/15
『人類は衰退しました』  田中ロミオ ガガガ文庫 2014/6/1(最終話9巻)
『鹿の王』(上下巻)    上橋菜穂子 角川書店    2014/09/24
・日本短編部門
「環刑錮」        酉島伝法  〈S-Fマガジン〉2014年4月号
「おやすみラジオ」   高山羽根子  『うどん キツネつきの』東京創元社
「タンポポの宇宙船」 藤崎慎吾  〈S-Fマガジン〉2014年6月号
「コメット号漂流記」   片瀬二郎  『サムライ・ポテト』河出書房新社  
「サイレンの呪文」    オキシタケヒコ〈S-Fマガジン〉2014年10月号
「海の指」          飛浩隆   モーニング・アフタヌーン・イブニング
                   合同Webコミックサイト「モアイ」講談社

オービタル・クラウド
藤井太洋
早川書房
2014-02-21


今年の秋10月から放送開始の原作がミステリー小説のアニメとTVドラマを簡単にまとめてみました。櫻子さんと掟上今日子が注目かな。

【TVアニメ】
・探偵チームKZ事件ノート 原作:藤本ひとみ   ・NHK Eテレ 10/7~
・すべてがFになる THE PERFECT INSIDER 原作:森博嗣 ・フジテレビ ほか
・<物語>シリーズ ファイナルシーズン「終物語」 原作:西尾維新
・櫻子さんの足下には死体が埋まっている 原作:太田紫織  ・TOKYO MX ほか

【TVドラマ】
・無痛〜診える眼〜    原作:久坂部羊「無痛」
10月~フジテレビ系、水曜22時、主演:西島秀樹
医療刑事ドラマ。「神の診察眼」を持つという西島秀樹演じる天才医師が、その観察眼を武器に、医療的観点から事件を解決していく。

・青春探偵ハルヤ    原作:福田栄一「エンド・クレジットに最適な夏」
10/15~日本テレビ系(読売)、木曜23時59分、主演:玉森裕太(Kis-My-Ft2)
一話完結型の探偵ドラマ。頭脳明晰な大学生・晴也が事件を痛快に解決していく。

・掟上今日子の備忘録    原作:西尾維新「忘却探偵シリーズ」
10月~日本テレビ系、土曜21時、主演:新垣結衣
お金をこよなく愛する美女探偵・ 掟上今日子。 寝てしまうと記憶が1日ごとにリセットされる「忘却探偵」。

【秋放送 スペシャルドラマ】
9/5  山村美紗「名探偵キャサリン 花の棺」  テレビ朝日
9/13 夢枕獏「陰陽師」     テレビ朝日
9/20 笹本稜平「所轄魂」   テレビ朝日
10/2 連城三紀彦「私という名の変奏曲」  フジテレビ
10/5 有川浩「図書館戦争 BOOK OF MEMORIES」  TBS
11月 逢坂剛「MOZUスピンオフ「大杉探偵事務所」」  TBS


青春探偵ハルヤ (創元推理文庫)
(「エンド・クレジットに最適な夏」 改題)
福田栄一
東京創元社
2015-08-29

角川文庫・角川ホラー文庫の新たなキャラクター・エンタテインメント小説を対象とした文学賞「角川文庫キャラクター小説大賞」に、225作の応募作品が集まり、物語の面白さと魅力的なキャラクターの両方を兼ねそなえた第1回受賞作が、2015年8月27日に発表されました。贈賞式は2015年秋に都内で開催。受賞作品は、角川文庫として2016年春頃に刊行予定。

・大賞 賞金150万円
『美大探偵(仮)―《カジヤ部》部長の小推理―』  栁瀨みちる
長原あざみは樫乃木美術大学の1年生。立体造形科に所属の「ぼっち」だ。休み明け、学校に来ると同級生の作品が変形しており、あざみは疑いをかけられてしまう。上手く弁明できずにいたあざみに声を掛けてくれたのは、人好きする雰囲気を持つ、同じ学科の研究生・梶谷七唯。事情を訊いた彼は、本当のことを調べようと言いだし、学校中を奔走して真相を見抜く。それからあざみは、梶井が部長を務める謎のサークル《カジヤ部》に参加することになり、様々な日常の謎に巻き込まれていく。そんな中、樫美のある研究生が恐喝をしているという週刊誌の記事が出て……。  ( 東京都品川区出身 美大卒 35歳女性)

・奨励賞 賞金20万円
『ちゃぶ台探偵の事件簿』  天乃辺哲
赤松小夜子は探偵にあこがれて神戸の調査所に就職したが、仕事はネコ探しや浮気調査ばかり。そんな毎日に嫌気がさしていた小夜子は、古道具屋で祖母の家にあったような小さな丸いちゃぶ台を見つけ、思わず買ってしまう。だがそのちゃぶ台には余計なもの──50年前に亡くなった名探偵・西園寺丈太郎のゆうれいがついていた。わがままで常識外れな丈太郎に頭を痛めながら今日もネコ探しに精を出していると「ざしきわらしが家にいると言うおばあちゃんの話」を耳にする。本気にするでもなく丈太郎にその話をすると、何かウラがあると言い出して……!? ( 兵庫県神戸市出身 香川県丸亀市在住 男性)

『コハルノートへおかえり』  石井颯良
高校生のゆかりは友達とケンカし、雨の中をずぶ濡れで帰っていた。そんな彼女に傘を差しだしてくれたのは、商店街の端っこにアロマとハーブの店を構える朝霧という男だった。彼のおかげで仲直りのきっかけを得たゆかりは、この店、コハルノートで手伝いをすることになり、店にはアロマオイルやハーブにまつわる謎や事件が舞いこんでくる。そんな日々を過ごすうち、ゆかりは朝霧に憧れともいえる暖かい気持ちを抱き始めるが、朝霧が失踪してしまい……。 ( 埼玉県板戸市出身 東京都板橋区在住 32歳女性)

<選考委員>(順不同)
小坂崇氣(株式会社ニトロプラス代表取締役社長)、石井千湖(書評家)、タニグチリウイチ(書評家)、高橋美里(オリオン書房書店員)、角川文庫キャラクター文芸編集部

時代を代表する優れた小説・戯曲に贈られる「第51回谷崎潤一郎賞(主催:中央公論新社)」は、江國香織『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』が受賞と8月24日に発表されました。賞金100万円、贈呈式は10月13日東京・丸の内のパレスホテル東京。
また、中堅以上の作家を対象としたエンタメ作品に贈られる「第10回中央公論文芸賞(主催:中央公論新社)」は、篠田節子『インドクリスタル』と中島京子『長いお別れ』の2作が受賞と8月26日発表されました。賞金各100万円、贈呈式は10月13日東京・丸の内のパレスホテル東京。

インドクリスタル
篠田 節子
KADOKAWA/角川書店
2014-12-20

京極夏彦さんの公認で、人気シリーズ『百鬼夜行』の世界観や登場人物を生かした オリジナル小説<シェアード・ワールドシリーズ「薔薇十字叢書」> を出版社の枠をこえて刊行していくと8月28日に発表されました。
10月には、KADOKAWAと講談社から計4作品が刊行されます。

【第1弾】 10月発売予定
・KADOKAWA 富士見L文庫
『天邪鬼の輩』    著:愁堂れな/絵:遠田志帆、
『桟敷童の誕』    著:佐々木禎子/絵:THORES柴本
・講談社X文庫ホワイトハート
『ジュリエット・ゲェム』          著:佐々原史緒/絵 :すがはら竜
『石榴は見た 古書肆 京極堂内聞』 著:三津留ゆう/絵:カズキヨネ

【第2弾】 11月発売予定
・KADOKAWA 富士見L文庫
『神社姫の森』         著:春日みかげ /絵:睦月ムンク
・講談社ラノベ文庫
『ヴァルプルギスの火祭』 著:三門鉄狼/絵:るろお

京極夏彦『百鬼夜行』シリーズは、戦後まもない東京を舞台に、妖怪(実体として出てこない)に関連して起こる様々な奇怪な事件を描く。憑物落とし、拝み屋を生業として事件を紐解く「京極堂」こと古本屋の主人・中禅寺秋彦、「薔薇十字探偵社」の私立探偵・榎木津礼二郎、小説家・関口巽などが活躍する。

文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫)
定本 百鬼夜行 陽 (文春文庫)
京極 夏彦
文藝春秋
2015-01-05

講談社より2015年10月20日に創刊されるが新文庫レーベル「講談社タイガ」の創刊時の4タイトルが発表されました。

・ 「彼女は一人で歩くのか?」             森 博嗣 
人工細胞で作られた生命体「ウォーカロン」。 人間との差はほとんどなく、容易に違いは識別できない。研究者のハギリは、何者かに命を狙われた。人間性とは命とは何か問いかける、知性が予見する未来の物語。

・ 「美少年探偵団 きみだけに光かがやく暗黒星」西尾維新 
十年前に一度だけ見た星を探す少女――私立指輪学園中等部二年の瞳島眉美。彼女の探し物は、学園のトラブルを非公式非公開非営利に解決すると噂される謎の集団「美少年探偵団」が請け負うことに。

・ 「バビロン I -女-」                  野崎まど 
東京地検特捜部検事・正崎善は、製薬会社の臨床研究不正事件を追っていた。事件の謎を追ううちに、大型選挙の裏に暗躍する陰謀と、それを操る謎の人物の存在に気がつき……? 

・ 「春追町にはひまわりさんがいる。」        野村美月
心に傷を抱えた大学生の春近は公園で出会った人妻のひまりさんとともに、晴追町に起こる不思議な事件を解き明かす……。 

小説『マルドゥック・スクランブル』やアニメ『蒼穹のファフナー』『攻殻機動隊ARISE』の構成や脚本でSFで評価の高い作家冲方丁さんが逮捕されたという衝撃なニュースが本日昼TVのニュースで流されました。 
「妻を殴ったとして、警視庁渋谷署は24日までに、傷害容疑で作家の冲方丁(本名藤野峰男)容疑者(38)を逮捕した。同署によると、「口論にはなったが、殴っていない」と容疑を否認している。逮捕容疑は21日午後7時ごろ、東京都港区南青山のマンション敷地内で口論となった30代の妻の顔を殴って前歯を折るなどのケガをさせたとしている。妻が22日に同署に相談していたという。マンションは沖方容疑者が事務所として使っていた。」

マルドゥック・スクランブル The 1st Compression 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)
天地明察(上) (角川文庫)

2015年10月20日(火)、講談社が新文庫レーベル「講談社タイガ」を創刊します。A6判文庫版そして全点新作、さらに、すべてシリーズ作品とのこと。発売日は毎月20日頃、毎月4冊程度の刊行予定。値段は本体価格 600円~900円。

~講談社のコメント~
1982年に創刊された講談社ノベルスは若い読者に支持され、『十角館の殺人』『姑獲鳥の夏』『すべてがFになる』をはじめ、今なお読み継がれている作品を刊行し続けてきました。創刊から30年を超え、私たちはもう一度「今の」若い読者に向けて――。これからの30年読み継がれる「今の」レーベルをつくるときが来たと感じています。講談社は、日々の生活に小説がなくてはならない小説偏愛者のために、エンタテインメント小説の新スタンダードとなるべく、新レーベル「講談社タイガ」を創刊します。

<現時点の予定作家>
相沢沙呼 アイダサキ 青崎有吾 青柳碧人 秋田禎信 浅井ラボ あざの耕平 雨木シュウスケ 天祢涼 天野頌子 彩坂美月 綾崎隼 大沼紀子 荻原規子 恩田陸 上遠野浩平 北山猛邦 京極夏彦 紅玉いづき 最果タヒ 榊一郎 三田誠 篠田真由美 周木律 白河三兎 城平京 須賀しのぶ 杉井光 高里椎奈 七尾与史 西尾維新 西澤保彦 似鳥鶏 二宮敦人 野崎まど 野村美月 長谷敏司 藤木稟 麻耶雄嵩 三津田信三 森博嗣 矢崎存美 山下貴光 山田正紀


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