旅の果てにあるものは地獄か天国か――和泉蝋庵の奇妙な道中記がふたたび。 出ては迷う旅本作家・和泉蝋庵の道中。荷物もちの耳彦とおつきの少女・輪、三人が辿りつく先で出会うのは悲劇かそれとも……。怪談専門誌「幽」の人気連載に書き下ろし「星と熊の悲劇」を加えた九篇の連作短編集。

 
山白 朝子
KADOKAWA/角川書店
2016-03-26