日本が世界大戦に勝利した、もう一つの近未来。
帝国陸軍に所属する久遠零介は、人とは違う能力を持っていた
――彼には“この世ならざるモノ”が見えるのだ。
大戦勝利七〇年後の兵誠二十八年。
「黒外套」と呼ばれる化け物が政府要人らを次々に殺害する事件が発生。
対“妖”特務機関・通称「十三機関」にスカウトされた久遠は、半信半疑ながらも仲間とともに事件解決に奔走するが、そこには戦争期に人生を狂わされた人々の悲しき運命が待ち構えていて……。
「黒外套」の正体、大戦時の極秘文書「天帝零式」、テロ組織「神征翼会」、久遠の過去に暗い影を落とす「御山事件」……。
めぐりめく謎と人間ドラマが織りなす、一大伝奇スペクタクル。

帝都妖乱
久楽 健太
講談社
2016-03-23