母から娘へ。脈々と伝えられる、理不尽な呪いめいた「決まり事」とは――。片倉希は高台の上にある、赤い屋根の古い二階家に、翻訳家の祖母と二人で暮らしている。平凡で平穏な日常を送る希だが、彼女を捜す男の出現をきっかけに、大きな変化が――。零れ出す怪異。侵蝕される日常。独自の作風で話題の俊英、渾身長編! !  ●  光文社 予価 1,728円 

☆ 著者の他作品
運び屋 (実業之日本社文庫)
水沢 秋生
実業之日本社
2014-12-05