その作品は本当にすごいか?古典から、最新刊まで正直すぎる「名作」案内。
40年以上に及ぶ推理小説渉猟の結論!世評の高い「話題作」「人気作」は90%がクズ、ひと握りの名作を求めつづけた濫読人生。世の『ミステリー帝国主義』に抗して、推理小説嫌いの著者が唱える“ひどミス”論。「…覚えられないくらいたくさんの登場人物が出てきたり、思わせぶりをしたあげくに『え? 誰それ』というような人物が犯人だったり、ミステリーには、さまざまな恨みがある。そんな『すごい』ものが毎年ざくざく出るはずがないのである」(本文より)
<目次より>
第一章 いかにして私は推理小説嫌いとなったか
第二章 素晴らしき哉、『ロートレック荘事件』
第三章 「旧本格」の黄昏と古典化
第四章 松本清張、長編はあかんかった
第五章 SF「小説」は必要なのか
第六章 ああ、愛しのバカミス
第七章 人気作家はどのような人たちなのだろうか

このミステリーがひどい! [ 小谷野敦 ]このミステリーがひどい! [単行本(ソフトカバー)]
小谷野敦  飛鳥新社  2015-07-30
定価 1,620円  272ページ