《円紫さん》の言葉に導かれ、本を巡る旅は作家の秘密の探索に――。
時を重ねて変わらぬ本への想い……《私》は作家の創作の謎を探り行く――。 芥川の「舞踏会」の花火、太宰の「女生徒」の〝ロココ料理〞、朔太郎の詩のおだまきの花……その世界に胸震わす喜び。 自分を賭けて読み解いていく醍醐味。 太宰は、〝ロココ料理〞で何を伝えようとしたのか? 編集者として時を重ねた《私》は、太宰の創作の謎に出会う。 書き手と読み手が一瞬を共に生きるとき、結実する小説の真実。《私》シリーズ、最新作。

太宰治の辞書[本/雑誌] / 北村薫/著太宰治の辞書 [単行本]
北村 薫  新潮社  2015-03-31
定価 1,620円  215ページ