狂気を宿すのは、島か少女か?
伊豆諸島の東端、海神信仰が残る須栄島。高校生の打保椰々子は島民たちからなぜか“呪われた少女として避けられていた。彼女はある日“災いが来る”という不穏な預言を聞く。それを皮切りに島では謎の怪異が続発することになる。客船の沈没、頭部の欠けた死体、老夫婦刺殺事件、人喰い鮫、海から這い出してくる大量の死体・・・・・・。島の高校生・杜弥は被害者すべてが、好意を寄せる同級生・椰々子の関係者だと気づき・・・。 第21回日本ホラー小説大賞大賞受賞作。

死呪の島
雪富 千晶紀
KADOKAWA/角川書店
2014-10-30
定価  1,728円
344ページ