日本のミステリはここから始まった。6人の名探偵。
ミステリー界の巨匠たちが生み出した名探偵がこの1冊に集結!
<収録作>
・「心理試験」 江戸川乱歩
シリーズ第2作目にあたるこの作品で、明智探偵は狡猾な犯人を鋭い洞察力で追い詰めていく。
・「五人の子ども」 角田喜久雄
メグレ警視を意識して作られたという加賀美啓介警部。警視庁の捜査一課長ながら、自ら歩き回って事件を解決する彼がが遭遇した事件の真相とは!?
・「性痴」 高木彬光
法医学者であり、日本の3大名探偵の一人、神津恭介が挑むのは、性に奔放な女性を巡る事件。
・「温室事件」 福永武彦
“誰だろうかい”のアナグラムになる加田伶太郎名義で福永武彦が発表したのが、古典文学科助教授の伊丹英典。シリーズ第3作の今作では、西伊豆で起きた密室殺人に挑む。
・「灰色の手袋」 仁木悦子
理学部植物学科の大学生でノッポの兄・仁木雄太郎と、ちょっと体重オーバー気味の妹・悦子のコンビが、ミステリーの新しい時代にふさわしいさわやかな活躍を見せる。
・「團十郎切腹事件」 戸板康二
江戸時代末期の人気役者、八代目市川團十郎の死を巡る謎に、歌舞伎の老優・中村雅楽が迫るベッドディテクティブの名作。

定価 1,026円
248ページ