彼女はどこか翳のある、優しくて有能な女性だった。
いづみは猫のようにするりと、監禁・暴行のつらい過去に苦しむ真尋の心に入り込んできた。いづみと一緒なら、自分は変われる。いづみは、神様がくれた宝物に違いない。そう信じていたのに、全てが偽りであった。彼女は誰なのか?何のために近づいてきたのか? 過去をたどると、何人もの女たちが、彼女の周りで姿を消していた。

ハナカマキリの祈り
美輪 和音
東京創元社
2013-10-30
定価 1,995円 
349ページ