最後に残ったのは、きみとぼくだけだった――。
いつの間にか、いつものように、暗闇の中で、ぼくは、お話の中に入りこんでいる。そこには、パパのお話には、いつも、ぼくのいる場所があるような気がする。どうしてだろうね。そして、ぼくは、お話の中の、ぼくの場所まで行って、パパの声を聞こうとする。(本文より)  お話の主人公たちとともに「虚無」と戦う物語。

さよならクリストファー・ロビンさよならクリストファー・ロビン
著者:高橋 源一郎
販売元:新潮社
(2012-04-27)
販売元:Amazon.co.jp
定価 1,470円
220ページ