新刊ミステリ ・ 新刊SF 【 ミステリーアイ 】

                        《ミステリー・SF・ホラー・ファンタジィ小説》 今月の新刊発売リスト。これから出る本。本日発売。

難攻不落の劇場密室に挑む!
太平洋戦争後、北と南に分断された日本は、武蔵野新都心を経済と文化の中心に据え、再スタートを切っていた。七ツ森神子都は相棒・風野颯平と保護者・藤間秀秋に見守られ女子高生として平穏な毎日を送っているが、夏のある日、『地下世界研究会』に依頼が舞い込む。
東創女子大学の地下劇場「13シアター」内で転落事故が多発しており、その原因を調べて欲しいというのだ。
依頼主は四人の女子学生による演劇サークル「ビッチ・バッコス」。
しかし調査の最中、幽霊の仕業としか思えない不可能な状況で四人の中の一人が犠牲者に――。
果たして、怪異か、事故か、殺人か。
「多重迷宮」事件より遡ること2年、神子都の新たな事件が開幕する! 

いまなら、未来は変えられる!
不倫、不正、裏切り――。正義によって裁くか、見ないふりをするか。
ビール会社の営業課長、明良。
部下からも友人からも信頼される彼の家に、謎めいた贈り物が?
都議会議員の夫と息子を愛する篤子。
思いがけず夫や、ママ友の秘密を知ってしまう。
TV局の報道ディレクター、謙一郎。
香港の雨傘革命や生殖医療研究を取材する。結婚を控えたある日……
2014年の東京で暮らす3人の悩み、ためらい。
果たして、あの選択でよかったのか―
一気読み必至、2016年最大の話題作!新次元の群像ドラマ、ここに誕生!
 
橋を渡る
吉田 修一
文藝春秋
2016-03-19

俺を追ってくるのは、夢か? カラスか?
作家志望の雑居ビル管理人が巻き込まれた、世界の一大事とは――。
作家志望の「夢」を抱き、 祖父が遺した雑居ビル「バベル九朔」の管理人を務めている俺の前に、ある日、全身黒ずくめの「カラス女」が現われ問うてきた……「扉は、どこ? バベルは壊れかけている」。
巨大ネズミの徘徊、空き巣事件発生、店子の家賃滞納、小説新人賞への挑戦――心が安まる暇もない俺がうっかり触れた一枚の絵。
その瞬間、俺はなぜか湖で溺れていた。
そこで出会った見知らぬ少女から、「鍵」を受け取った俺の前に出現したのは――雲をも貫く、巨大な塔だった。
万城目学、初の「自伝的?」青春エンタメ!
万城目ワールド10周年。
新たな幕開けを告げる、最強の「奇書」が誕生! ! 

バベル九朔
万城目 学
KADOKAWA/角川書店
2016-03-19

男性医師が自宅マンションで死体で発見された。
発見者は婚約者とその妹。
死亡推定時刻に同僚医師が被害者宅を訪れていたことがわかり、
捜査は順調に進展するかと思われた。
いっぽう厚労省の医療事故調査チームは手術ミスの告発を受けて、
被害者のいた病院を調べていた。
殺人事件と告発は関係しているのか、それとも…。
通底する哀しく切実なテーマが、
医療サスペンスと本格ミステリーを融合させる! 

背律
吉田 恭教
原書房
2016-03-18

彼が盗めるのは "記憶" だjけ。
人の記憶を宝石化できる魔法の指輪をもつ青年・カギノは、「思い出泥棒」を生業としていた。

舞台女優から台詞を忘れさせてほしい、
事件の目撃者から記憶を奪ってほしい……
数々の危険な依頼が舞い込む彼だったが、
ある依頼で三途川理の記憶を盗んだことをきっかけに、
とんでもない目にあうことになり……。
本格ミステリ大賞受賞・三途川シリーズ待望の最新作!

警察を脅かす難事件――少女探偵は、二転三転する真実を見抜けるか!?
恩人の元警官が毒殺され、第一発見者となった道明寺一路巡査。
仇を討とうとする彼の前に、銀髪の美少女・音宮美夜が現れる。
音や声に色が視える共感覚を持つ彼女は、警察の手には負えない難事件専門の探偵・ニュクスだった。
事件を追う二人に、犯人を名乗る人物は推理ゲームを挑み、新たな被害者が生まれてしまう!
二転三転する真実の果て、一路が目にする衝撃の結末とは……!?

謎解きが、ぼくらの絆を強くする。
名画だけが知る学園の秘密とは?
晴れて美少年探偵団の新メンバーになった「美観のマユミ」こと瞳島眉美。
団長・双頭院学の召集により美術室兼探偵団事務所の改装を手伝うはめになる。
しかし、天井裏から発見された三十三枚の絵のおかげで作業は一時中断。
描いた主も分からない奇妙な絵画は七年前に学園で発生した不可能誘拐事件に結びつき……?
 美しい事件に、より美しい解決をもたらす美少年シリーズ第三作!

人と夢幻が共存した最後の時代。一人の少女が謎の詰まった箱を開く。
新米新聞記者の英田紺のもとに届いた一通の手紙。それは旧家の蔵で見つかった呪いの箱を始末してほしい、という依頼だった。
呪いの解明のため紺が訪れた、神楽坂にある箱屋敷と呼ばれる館で、うららという名の美しくも不思議な少女は、そっと囁いた――。
「うちに開けぬ箱もありませんし、閉じれぬ箱も、ありませぬ」
謎と秘密と、語れぬ大切な思いが詰まった箱は、今、開かれる。
時代、身分制度、華族、女性、秘密、様々なモノが閉じられ、開かれた時代。
その時代を生きた、少女が抱える秘密とは。

そんな蛙の木乃伊が、砂丘の砂の下には死屍累々と埋まっているのです――。
九年前に殺人事件を起こした崎津直也が刑期を終え、出所直後に神戸で殺害された。
その後、津崎を逮捕した刑事・片倉康孝もまた何者かに刺されてしまう。
崎津殺しと、同一犯の仕業なのか。
収監中の崎津の手紙に書かれていた“砂丘の蛙“という謎の言葉。
戸籍には載っていない“妹”の存在。
片倉は再び事件の渦中へと引き込まれていく。
捜査本部から外され、部下の柳井らと地道な捜査を続ける片倉は、崎津の死体が浮かんだ神戸、そして鳥取へと飛んだ。
片倉康孝と若きホープに成長した柳井淳が、不可解な事件を追う! 
『黄昏の光と影』に続く第二弾!!

砂丘の蛙
柴田 哲孝
光文社
2016-03-17

規格外の名探偵・犬頭光太郎ふたたび!
大島不動産販売・販売特別室の若宮恵美子は、桁外れの「問題物件」のクレーム処理に悪戦苦闘、危機一髪のところを何度も犬頭光太郎という奇天烈な男に助けられている。
文字通り人間離れした力を持つ犬頭は、前社長の遺児・大島雅弘が大事にしているぬいぐるみ・犬太(いぬた)の化身なのか……?
そんな恵美子に新たに押しつけられたのは、アメリカのアリゾナ州の外れに建つ洋館だった。
「天使の棲む部屋」と呼ばれる一室では、犯罪者ばかりが何人も拳銃自殺を遂げており、死者は50人とも100人とも言われているというのだが――。
喧嘩上等、ルール無用、なんでもありの破壊的ミステリー第二弾! 
 



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